【九州最高峰の山々へ】屋久島の縦走登山キャンプ

この体験、何から書いたら良いんだろう。

またひとつ、心震える感動の体験をさせて頂いたこの1週間。

夫のお仕事のお手伝いとして同行させてもらった

シュタイナー学園の子供たちと総勢18人での縦走登山キャンプを

無事に終えて、やっと一息パソコンに向かっています。

(身体は想像以上にガタがきてしまい、まだのんびりモード;)

私にとっても初めての縦走登山は、かなりハードだったけれど

それ以上に得られるギフトの方が遥に大きかった。

旅の始まりは、安全を祈願しに島の神社へご挨拶へ

山に入る前の最初の2日間は、美しいビーチが見えるキャンプ場で

身体と心を屋久島に慣らすためにのんびりとキャンプ。

10月末とはいえ、日中は海に入りたくなる暑さと日差し。

そして迎えた登山当日。

色々とハプニングもありで、時間はかなり遅れて出発。

子供たちも大きくて重たいザックを背負いながら歩いていく。

初日は、周りの景色を見る余裕もなく登ることに必死。

それでも、少し顔を上げてあたりを見渡すと

そこには屋久島の神々が宿る美しい大自然がずっしりと根を張り

私たちを見守ってくれているようだった。

私も初めてだったのだけれど、山の世界はとっても早起き。笑

3時起き、4時起きは当たり前のようで

キャンプ中は毎朝暗いうちから起き上がり、朝食を食べて登りだす。

永田岳の頂上でそっと息を飲み、朝日が登ってくるのを待つ。

屋久島の山々と雲海が広がり、そこは別世界のようだった。

太陽が顔を出したその瞬間。

子供たちも大人もみんな「無」になった。

このキャンプ中、幾度となく感動場面に出会ったけれど

その一つがこの瞬間だった。

神々しくパワフルな朝日と出会った後は、隣に見える

九州最高峰の山、宮之浦岳へ縦走で向かいました。

下って登って、また下って登る。

とってもしんどくてきつかったけれど

みんながいたから。

みんなで景色を見たかったから。

最後まで登り切ることができたのだと思う。

頂上の世界。

ここへ辿り着いたことはもちろん嬉しかったけれど

ここまで登ってくる間、見えた景色や交わした言葉。

自分の中に沸き起こってくるさまざまな感情。

そのプロセス全体が、言葉にならないギフトだった。

そして、この素晴らしい体験を共有できたこと。

屋久島の神様に終始、見守られていたこと。

頑張った私自身にも。

ありがとう。でいっぱいです。

最終日、フェリーで帰るみんなをお見送り。

たくさんの感動をありがとう。

縦走登山、という初めての経験は

登り切った達成感だけでなく、たくさんの気づきを

私にもたらせてくれた。

勇気

自分の中にあるネガティブな感情

その感情とどう向き合うか。

屋久島の山々は、やっぱりとても特別な世界なのだと。

自分の心がそのまま映し出される世界。

30年間、屋久島に通い続けている夫が言ったその言葉が

今なら、よくわかる。

日本にも、世界にも。

まだまだまだ見ぬ素晴らしい自然や世界があるから。

これからも、旅をして行こう!

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